トリートメントしても髪がパサつくのはなぜ?【原因と解決方法】

トリートメントしても髪がパサつくと、やる意味を疑ってしまいますよね?

でも、トリートメント自体にやる意味は確かにあります。
そして、トリートメントをしても髪がパサパサになる可能性にはいくつか心当たりがあります。

したがって原因さえ解決できれば、自宅でのトリートメントでもサラツヤ髪にできる可能性はまだ残されています。

ここでは、トリートメントしても髪がパサつくあなたに、その原因と解決方法について解説しています。
まずは、該当する原因がないかチェックしてみてください。

原因に沿った解決方法さえ実践すれば、パサパサになる髪を改善できる可能性が高まります。



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トリートメントしても髪がパサつく原因

ダメージヘア 女性 写真

それでは早速、トリートメントしても髪がパサつく原因について解説していきます。

ここでは主に、自宅でのトリートメントを想定しています。
サロンでトリートメントしてもパサパサになるって人は、別ページの記事もチェックしてみてください。


トリートメントしても髪がパサつく原因

  • シャンプーの洗浄力が強すぎる
  • トリートメントの仕方が間違っている
  • 洗髪の仕方や乾かし方が手荒い
  • 髪に熱を当てすぎている
  • 市販のトリートメントでは手に負えない可能性
  • 不健康な食事による栄養不足
  • 更年期による女性ホルモンの分泌量低下

シャンプーの洗浄力が強すぎる

トリートメントは髪に不足している成分を補給して、内部から補修します。
そして外部をコーティングすることで、補給した成分の流出を防ぐと同時に外部刺激から髪を保護します。

コーティングが剥がれれば、トリートメントの効果は失われます。
したがって、シャンプーの洗浄力が強いほどトリートメントによるコーティングは剥がれやすくなります。

また、界面活性剤入りのシャンプーは髪や頭皮から必要な油分まで奪ってしまいます。
髪が乾燥してパサパサになりやすいので、使用はおすすめしません。

洗髪の仕方や乾かし方が手荒い

洗髪や乾燥の際に髪の扱いが手荒いと、髪は摩擦によってダメージを負ったり指に絡まって切れたりしてしまいます。

濡れた髪はキューティクルが開いた状態で、ダメージを受けやすくなっています。

キューティクルがダメージを受けると、髪の毛内部の栄養や水分が流れ出し、パサパサな髪になってしまいます。

また、キューティクルが乱れた状態では、髪にツヤも出ません。

トリートメントの仕方が間違っている

トリートメントにはお風呂でする「インバストリートメント」とお風呂上がりにする洗い流さない「アウトバストリートメント」があります。

インバストリートメントは、リンスやコンディショナーとは使い方が若干違います。

例えばトリートメント前に水気を切らないなど間違ったやり方をしていると、トリートメント効果が得られないだけでなく、頭皮にも悪影響を及ぼしてしまうかもしれません。

アウトバストリートメントも同様に、例えばドライヤーで乾かした後に塗るなど間違ったやり方をしていると、本来の効果を得られません。

それぞれの正しいやり方は後述しているので、この際チェックしておきましょう。

髪に熱を当てすぎている

髪の毛は熱に弱いため、長時間熱を加えると水分が奪われて乾燥してしまいます。

したがって、ドライヤーやヘアアイロンを高温で長時間使用すると、パサパサになってしまいます。

低温短時間で終わらせるコツは後述しているので、解決方法もチェックしてみてください。

市販のトリートメントでは手に負えない可能性

パーマやカラーを頻繁にしていると、それだけダメージが蓄積されていきます。

ハイダメージな髪には、成分も工程数も技術も市販品より優れるサロンのトリートメントでも、効果は続きません。
パーマやカラーをしていない場合でも、ハイダメージならやはり効果は続きません。

ましてやサロン専売トリートメントより成分的にも工程数的にも技術的にも劣る市販のトリートメントなら、尚更手に負えない可能性が考えられます。

紫外線によるダメージ

髪の毛も日焼けするって、ご存知でしょうか?

紫外線に当たると、髪の毛のタンパク質が変性して乾燥しやすくなります。
その結果、パサパサな髪になってしまうんです。

紫外線は夏だけでなく、1年中降り注いでいます。

髪がパサパサになる原因としてはあまり大きくありませんが、原因のひとつとして知っておいて損はありません。

不健康な食事による栄養不足

髪の毛に充分な栄養素が届いていなければ、健康的な髪は維持できません。

不健全な食生活は、髪の毛に悪影響を与えてしまいます。

トリートメントは髪の毛に不足している栄養を補いますが、時間とともに流出していきます。

もし身体からの栄養補給が充分でなければ、髪の毛から栄養が失われるのも早まります。

髪の毛に特化した食事に替える必要はありませんが、意識的に摂取した方が良い栄養や食材はあります。

詳しくは後述しているので、そちらもチェックしてみてください。

更年期による女性ホルモンの分泌量低下

女性は更年期を迎えると、女性ホルモンの分泌量が低下します。

女性ホルモンの中でもエストロゲンは、髪の毛の健康やツヤの維持に影響すると言われています。

一見どうにもならなそうですが、食事によってエストロゲンの類似成分を補完できます。

自宅でのトリートメントで髪をサラサラにする効果的な方法

サラサラのロングヘア 女性 写真

トリートメントは自宅だけで行っても、サラサラツヤツヤの髪に改善できます。

とはいえ上で紹介したように、トリートメントしてもパサパサになってしまう可能性もあります。

そこでここでは、自宅でのトリートメントで髪をパサパサにすることなくサラツヤ髪に近づける方法を紹介します。

自宅でのトリートメントで髪をサラサラにする効果的な方法

  • アミノ酸系シャンプーを使う
  • シャンプーでゴシゴシ洗わない
  • トリートメントを正しく行う
  • タオルドライを正しく行う
  • ドライヤーやヘアアイロンは手早く済ませる
  • パーマや染めた髪に適したトリートメントを使う
  • 髪の紫外線対策グッズを活用する
  • 髪に大事な栄養分を意識的に摂取する
  • 女性ホルモンのエストロゲンを補完する
  • サロン専売トリートメントを使ってみる

アミノ酸系シャンプーを使う

シャンプーボトル 写真

市販のシャンプーは、安くて洗浄力が強い点がメリットです。

ただ、強すぎる洗浄力はトリートメントのコーティングを剥がしやすく、髪や頭皮にもダメージを与えてしまいかねません。

トリートメントしても髪がパサパサになる大きな原因のひとつに、シャンプーが挙げられます。

もしシャンプーの種類を気にせず使っているなら、洗浄力が穏やかなアミノ酸系シャンプーに替えてみるのがおすすめです。

値段は高めですが、せっかくのトリートメントが無駄になるよりはマシです。
何よりパサパサ髪の質を改善したければ、シャンプーはアミノ酸系に替えるべきです。

シャンプーでゴシゴシ洗わない

自分で髪を洗う女性 写真

トリートメント効果を高めるためにも、正しくシャンプーする必要があります。
シャンプーする際に、髪の毛をゴシゴシと洗うのは間違いです。

シャンプーの正しいやり方

  1. ブラッシングして髪の汚れを落としておく
  2. 手に取ったシャンプーを髪に付け、指の腹で頭皮をマッサージするように地肌の汚れを落とす
  3. 指や手を大きく動かすと髪の毛を痛めるので絶対しない
  4. すすぎは38℃程度のぬるま湯でシャンプーを残さずしっかり落とす

トリートメントを正しく行う

お風呂上がりにヘアケアする女性 写真

トリートメントの正しいやり方は、リンスやコンディショナーとは若干違うので注意が必要です。
また、トリートメントにはインバストリートメントとアウトバストリートメントの2種類あります。

インバストリートメントだけでも構いませんが、髪がパサパサになるならアウトバストリートメントも行うことで、より高いトリートメント効果が期待できます。


インバストリートメントの正しいやり方

  1. シャンプー後は水を切る
  2. トリートメントは必ず毛先から付ける
  3. 温かいタオルを巻き、5分から10分放置して浸透させる
  4. 38℃程度のぬるま湯でしっかりすすいで残さない
アウトバストリートメントの正しいやり方

  1. 洗い流さないトリートメントの頻度は毎日
  2. 濡れているけど水滴が落ちない程度にタオルドライする
  3. 適量を手にとって体温で温め指の間まで広げる
  4. 手ぐしを通すように毛先から付けていく
  5. 櫛で梳かして全体にムラなく広げる
  6. 髪を乾かす

どちらにも共通して言えるのが、頭皮につけないことです。
毛穴を塞ぎ、頭皮トラブルの原因になってしまうからです。

タオルドライを正しく行う

濡れた髪をタオルドライする女性 写真

タオルドライもシャンプー同様、ゴシゴシせず優しく行いましょう。

タオルドライの正しいやり方

  1. 手の平で挟んだり櫛を通すなどして事前に水気を切っておく
  2. 頭全体をタオルで包む
  3. 根元部分は押さえるようにして水分を吸収させる
  4. 中間部分から毛先はタオルで髪を挟んで水分を吸収させる
  5. 挟んだまま毛先方向に動かさない

櫛やブラシを通しても水滴が落ちなければ、タオルドライは終了です。
タオルドライの後は、アウトバストリートメントかドライヤーでの乾燥に移ります。

ドライヤーやヘアアイロンを正しく使う

ドライヤーをかける女性 写真

髪は熱に弱いため、ドライヤーやヘアアイロンを高温で長時間使用すると、髪がパサパサになってしまいます。
低温短時間で仕上げましょう。

ドライヤーの正しい使い方

  1. ドライヤーは最低でも10センチは髪から離す
  2. 温風を根元から毛先に向けて当てる
  3. 手ぐしで髪を広げ温風が万遍なく当たるようにする
  4. 同じ場所に当て続けない
  5. 8割は温風で乾かし2割は冷風でスタイリングを兼ねる
ヘアアイロンの正しい使い方

  1. 髪が完全に乾いた状態で使う
  2. ブラッシングで絡みをほどいておく
  3. 長さによって4から10のブロックに分ける
  4. 設定温度は160℃以下がおすすめ
  5. 根元から3㎝ほど離し毛先に向かって引っ張るようにスライドさせる
  6. ヘアアイロンを同じ場所で止めない
  7. ドライヤーの冷風を当てればキープ力アップ

パーマや染めた髪に適したトリートメントを使う

化粧品のモックアップ 写真

トリートメントは、髪の状態によって必要な成分が違ってきます。

トリートメントしても髪がパサパサになる原因の多くは、必要な成分が補給できていないからです。

そして、パーマやカラーを繰り返している人は、そうじゃない人と比べるとダメージの質が違うケースがあります。

一般的な市販のトリートメントはコーティング作用がメインなので、それぞれのケースに対応したトリートメントを使う必要があるわけです。



例えばパーマの場合なら、髪の毛内部のコルテックスの補修に対応したトリートメントが必須になります。
ちなみにパーマ用トリートメントなら、カールを落とさずキープしてくれる効果にも期待できます。

また、染めた髪の場合はキューティクルを閉じさせない残留アルカリを中和することが重要になります。

市販のトリートメントだとキューティクルが開いてカラー剤が漏れ出しやすくなってしまうため、48時間以内に残留アルカリをトリートメントで中和します。



髪の状態に適した成分が配合されたトリートメントを使えば、髪がパサパサになる状況を改善できるはずです。

髪の紫外線対策グッズを活用する

強い日差し 写真

髪の日焼け対策や紫外線対策といえば帽子ですが、その他にもグッズがあるので紹介します。

髪の紫外線対策グッズ

  1. 髪に使える日焼け止めスプレー
  2. ヘアオイル
  3. 帽子や日傘

髪に大事な栄養分を意識的に摂取する

食材 写真

トリートメントでいくら不足している成分を補給しても、時間の経過とともに流れ出てしまいます。
基本はやはり、食事からの栄養補給です。

髪に大事な栄養や食材の例

  1. たんぱく質(肉・魚・大豆・卵・牛乳)
  2. ビタミンA(にんじん・かぼちゃ・ほうれん草などの緑黄色野菜)
  3. ビタミンB6(青魚・牛肉・鶏肉・レバー・バナナ)
  4. ビタミンE(植物油・豆類・アーモンド)

他にも色々ありますが、美しい髪に特におすすめとされている食べ物が、ナッツ類です。
植物性たんぱく質をはじめミネラルも豊富に含まれているため、髪に大事な栄養を効率的に摂取できるからです。

ナッツ類の具体例としては、「アーモンド」「クルミ」「カシューナッツ」「ピスタチオ」などです。
参考までに言えば、ピーナッツは含まれないので注意しましょう。

女性ホルモンのエストロゲンを補完する

大豆 写真

女性は更年期を迎えると、女性ホルモンの分泌量が低下します。

女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2つがありますが、エストロゲンが減少すると髪の毛の健康やツヤが保てなくなります。

そこで知っておきたいのが、エストロゲンと分子構造と働きが似ている「大豆イソフラボン」です。

つまり大豆イソフラボンが多く含まれる大豆由来食品を摂取すれば、髪の毛の健康やツヤの補完に少なからず貢献してくれる、というわけです。

大豆イソフラボンが多く含まれる食材

  1. 豆腐
  2. 納豆
  3. みそ
  4. おから
  5. 油揚げ
  6. きなこ

サロン専売トリートメントを使ってみる

美容院 写真

トリートメントとは本来、髪の毛の内部を補修し、外部をコーティングするものです。

ところが一般的な市販のトリートメントではコーティングがメインで、内部の補修があまりできない傾向が見られます。

モノによってはコンディショナーと大差ないトリートメントもあるので、市販のトリートメントを購入する際には、実はそれなりの知識が必要です。



一方のサロン専売トリートメントは、市販のトリートメントとは根本的に配合成分に大きな差があります。
内部の補修もしっかりできる成分が豊富に配合されているので、使ったことがなければ試してみることをおすすめします。

サロン専売なので、基本的にはサロンや美容院でしか購入できません。
ただ、通販では「サロン専売トリートメント」も販売されています。

パサパサになる髪質を自宅で改善する方法

鏡を見ながら髪を整える女性 写真

トリートメントしても髪がパサつく原因と解決方法を解説してきましたが、該当する項目は見つかったでしょうか?

もちろん、解決方法をすべて実践するのが理想ですが、必ず実践すべきことがあります。
それは、トリートメント効果を高めることです。



トリートメントを髪にしっかり浸透させて保護できさえすれば、パサつく髪も簡単にサラツヤ髪に改善できます。
更にアウトバストリートメントを毎日行えば、効果はより顕著に現われます。