美容院でサロントリートメントなんてする意味はないんじゃないかと、効果を疑っていませんか?
これから美容院でサロントリートメントしようと思っているのに「意味ない」なんて話を聞くと、確かに不安な気持ちになってしまいます。
また、実際に受けてみてビフォアアフターの写真のような劇的な変化がなかったり毎回数日で元通りになってしまうと、尚更「サロントリートメントは意味ないんじゃないか?」と効果を疑ってしまうものです。
でも結論からいえば、美容院でサロントリートメントする意味はあります。
なぜなら、自宅ではできない専門的な施術が美容院では受けられるからです。
とはいえ、条件次第でサロンのトリートメントなんて意味ないと感じるケースがあるのも事実です。
そこでここでは、サロンのトリートメントが意味ないと感じてしまう事例を7件紹介します。
でも逆に言えば、この7件の事例を回避すればサロントリートメントの効果を充分体感できる、ってことです。
ダメージヘアを卒業して美しい髪を手に入れられる、大きなきっかけになるはずです。
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トリートメントの効果
トリートメントは美容室だけでなく自宅でもできますが、そもそもどんな効果があるのかを最初におさらいしておきましょう。
- 髪の内側から不足成分を補給することで「ダメージ補修」
- 髪の外側からコーティングすることで「ダメージ予防」
その結果、サラサラツヤツヤの髪になります。
髪の表面には、魚のウロコのようなキューティクルがあります。
キューティクルが整っていると、光を一定方向に反射するので艶が出ます。
一方で、髪の毛内部の栄養や水分を保持する役割を持つキューティクルが乱れると、隙間から栄養分や水分が流れ出ていってしまいます。
いわゆるダメージヘアの状態です。
カラーやパーマをよくする人や、ヘアアイロンをよく使用する人ほど、ダメージヘアになりやすいです。
キューティクルが開いてしまうと、指通りが悪くなったりバサバサしてまとまりがなくなります。
そればかりか、枝毛や切れ毛ができたり、ツヤがなくギシギシゴワゴワした固い髪になってしまいます。
トリートメントの役割としては、髪の毛を理想の状態に近づけることです。
まず、流出した栄養分(タンパク質・水分・脂質)を補給します。
そしてキューティクルを閉じて保護することで、栄養の流出を防ぎます。
栄養が補給されてキューティクルが整うので、傷んだ髪でも扱いやすく美しくなるわけです。

ちなみに、ダメージヘアもトリートメントによって美しくなりますが、完全に元通りになる修復はできません。傷んだ髪は元の健康な状態には戻りませんが、喪失分を補修することで、擬似的に美しく扱いやすい髪の毛になります。
美容院のサロントリートメントが意味ないと感じる事例7選
それでは早速、サロンのトリートメントが意味ないと感じる事例を、美容師さんの見解を元に7件紹介していきます。
もし以下の事例に該当するなら意味のないサロントリートメントになる確率が高いので、要注意です。
どうにもならないケースもありますが、ほとんどは自分でコントロールできるものばかりです。
- 自宅でのケアが不適切
- 2,000円程度で安すぎる
- 成分のミスマッチ
- 施術間隔が長すぎる
- ダメージが大きく髪の状態が著しく悪い
- カラーやパーマ後のトリートメント
- 酸熱トリートメントの失敗
自宅でのケアが不適切
サロントリートメントが意味ないと感じる多くの原因は、自宅でのケアに見られます。
そもそもサロントリートメントは、髪に必要な成分を浸透させて閉じ込めることでダメージヘアの髪質改善を行っています。
自宅でのケアが不適切な場合、トリートメント成分の流出が早まり、ほんの数日で元通りのダメージヘアに戻ってしまいます。
そのため、サロントリートメントの効果の持続期間が短くなってしまい、「意味ない」と感じてしまうわけです。
トリートメントは頭皮に悪い?【その理由と頭皮につけない方法】
では、自宅では具体的にどんなケアをするべきなのかについて、紹介していきます。
アミノ酸系シャンプーの利用
特に注意したいのが、シャンプーです。
トリートメントは、シャンプーするほど落ちていきます。
そして値段が安い洗浄力の強いシャンプーほど、トリートメント成分の流出が早まります。
美容室で高額なトリートメントをしてもらっても、市販の安いシャンプーを使用していては本当に意味がないんです。
そのため、サロンでのトリートメント効果を長くキープさせるためにも、値段は高くても洗浄力が控えめなアミノ酸系シャンプーがおすすめです。
毛髪コンディションを維持するためには数ヶ月に1度のサロントリートメントより毎日のシャンプーに気を使うべき、と言う美容師さんもいるくらいです。
サロンでのトリートメントを無駄にしないためにも、日頃のケアが重要なわけです。
髪をすすぐ際は38℃程度のぬるま湯で
髪をすすぐ際のシャワーの温度にも注意しましょう。
お湯で洗い物をすると手がカサカサになるのは、お湯に手の水分を奪われて乾燥するからです。
髪にも同じ事が言えるので、髪をすすぐ際には38℃程度のぬるま湯ですすぐようにしましょう。
ドライヤーでしっかり乾燥させる
髪が濡れた状態はトリートメント成分が流出しやすいので、塗れたまま放置して自然乾燥させないようにしましょう。
ちなみに、最後に冷風で仕上げると、髪にツヤが出ます。
ホームトリートメントをする
サロントリートメントとホームケアトリートメントがセットになっているなら、きちんと使いましょう。
もしセットになっていなければ、自分で購入して家でもトリートメントします。
シャンプー直後に行うインバストリートメントと髪を乾燥させる前に行う洗い流さないアウトバストリートメントがあります。
洗い流さないトリートメントは髪の表面をコーティングしてくれるので、必ず行うべきです。
インバストリートメントには、揉み込むだけで放置時間不要のTricore(トリコレ)をおすすめします。
2,000円程度で安すぎる
サロンのトリートメントには、安価なものから高価なものまでピンキリです。
安ければ1,000円程度から、高ければ10万円を超えるものもあります。
ただ、多くの美容院では1万円から2万円の料金設定が多いようです。
もし2,000円以下と安価なサロントリートメントなら、成分は市販のトリートメントと変わらないと言われています。
しかも、効果はせいぜい2~3日手触りが良くなる程度です。
これではさすがに、「サロンのトリートメントなんて意味ない」と思われても仕方ありません。
髪のためではなく、売上や利益のためにトリートメントをすすめられるケースがあります。
本当に信頼できる美容師さんなのかどうかは、見極める必要があります。
成分のミスマッチ
高価なトリートメントなら市販品とは違い、成分も充実しているはずです。
とはいえ、いくらいい成分が配合されているトリートメントても、髪に必要な成分が含まれていなければ意味がありません。
また、代わりに補給すべき失われた成分は何なのかを見極める必要もあり、素人には無理です。
プロの美容師でも、知識や経験によってはトリートメントのミスマッチが起こる可能性は否定できません。
施術間隔が長すぎる
サロントリートメントの効果を維持するには繰り返しの施術が必要ですが、施術間隔が長すぎると最初からやり直しになって効率が悪くなります。
そのため、時間が経てば経つほどサロンでトリートメントした意味がなくなっていきます。
サロントリートメントの効果の持続期間は、髪質やダメージ状況、トリートメントの品質の高さにも左右されます。
あえてザックリ言うなら、1週間から1ヶ月が目安です。
補修成分やコーティング剤は時間とともに流出していくので、時間が経つほど効果は落ちていきます。
ただ、トリートメントは1回で完結するものではなく、繰り返しの施術で高い効果を維持できます。
前回補給した成分が残っている内に必要な成分を積み上げていけば、トリートメント効果は右肩上がりで高まっていきます。
状況次第で変わるので、具体的な施術頻度は担当美容師さんに聞くのが一番です。
ダメージが大きく髪の状態が著しく悪い
サロントリートメントの効果の持続期間は髪質やダメージ具合に左右される、と述べました。
これは、ブリーチやカラーやパーマなどダメージが大きな髪ほど補修成分やコーティング剤が流出しやすいためです。
ハイダメージの髪の場合、サラツヤ髪でいられる期間はせいぜい2~3日程度です。
長くても、1週間は持たないでしょう。
ダメージの大きな髪ほど、「サロンでトリートメントしても意味ない」とガッカリするかもしれませんが、繰り返し施術を受けることで髪質は改善していきます。
カラーやパーマ後のトリートメント
カラーを入れた後やパーマをかけた後のトリートメントは意味ない、と言えます。
気休め程度にしかならず、良くて1週間、せいぜい2~3日手触りが良くなるだけです。
美容室の料金システムによっては別料金がかかりますが、優良店ならお客様の満足度のために、施述メニューに合わせたトリートメントを一緒にしてくれます。
そのおかげで、色持ちが長くなったり手触りがよくなったりするんです。
美容師さんがプライドを賭けて最善の処理をしてくれていれば、カラーやパーマ後のトリートメントは意味ないんです。
逆にカラーやパーマ後にトリートメントをすすめられれば適切な処理が施されていない可能性が高く、髪が傷みます。
酸熱トリートメントの失敗
サロントリートメントと一言でいっても、実は内容は多岐に渡ります。
その中で注目されているのが、2016年に誕生した酸熱トリートメントです。
まだ歴史が浅く高度な技術が必要なため、充分な技術のない美容師が存在するのも事実です。
酸熱トリートメントは通常のトリートメントより高い効果が期待できますが、失敗されるリスクがあります。
失敗されると「髪が傷む」「髪が硬くなる」「髪質が悪くなる」など、意味がないどころか逆効果で更に髪が傷んでしまいます。
本当に任せて大丈夫なのか、事前の下調べは入念に行った方が良さそうです。
サロンでトリートメントをする意味
トリートメントはいろんな種類の商品がドラッグストアで安く購入できるので、わざわざサロンで高いお金を出してまでする必要ないんじゃないの、って思うかもしれません。
でも、サロンでトリートメントする意味はあります。
サロンでなら、自宅では決して真似できない、高いクオリティのトリートメントを受けられるからです。
サロンのトリートメントは自宅でのトリートメントとは違い、プロの美容師に施術してもらえるのはもちろん、機器も充実しています。
また、カラーやパーマなど施術に合わせたトリートメントができるのも、サロンでトリートメントするメリットです。
美容院やサロンによってステップ数は違いますが、「浸透」「補給」「コーティング」と段階を踏んだ施術をそれぞれ数種類のトリートメントを使って行います。
素人のセルフケアでは、ここまで手の込んだトリートメントは不可能です。
そもそも美容院のサロントリートメントで使う薬剤の大部分は、市販品とは成分が違います。
また、トリートメントにもコツがあり、上手に塗れるかどうかで仕上がりに大きな差が出ます。
その結果、サロントリートメントでは次のような効果に期待できます。
- 髪がまとまる
- 髪にハリツヤコシが出る
- 天使の輪ができる
- 手触りや櫛通りが良くなる
- パーマやカラーが長持ちする
- スタイリングしやすくなる
これまでは、「サロントリートメントなんて意味ない」と思っていたかもしれません。
でも上記で紹介した7つの事例を回避すれば、自宅では実感しにくい効果を得られます。
まとめ
美容院でサロントリートメントする意味がない事例を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
美容師さん自身も「サロンのトリートメントに意味はない」という人がいますが、その真意は「長い目で見れば落ちるから」ということでした。
なので、ヒドいダメージヘアでなければ、サロンでのトリートメントは成人式や結婚式といった、特別なイベントの前にやるくらいでも問題はないでしょう。
また、サロンでするトリートメントに意味がない理由の大半が不適切なホームケアだったことは、もしかしたら意外だったかもしれません。
ダメージヘアの髪質改善にもっとも重要なことは、サロントリートメントを受ける受けないにかかわらず、自宅でのトリートメントが不可欠、ってことです。
日頃のヘアケアがいかに大切かが分かります。
これを機会に、お家でのシャンプートリートメントを見直してみてはいかがでしょうか?
ただ、市販のトリートメントはサロントリートメントほど成分が充実していません。
そればかりか、自宅でのケアはサロンと比較して「浸透」「補修」「コーティング」のレベルが数段落ちます。
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